Archive

Archive for the ‘民主党’ Category

民主党は地方選で「7連敗」中

2011年2月8日 コメントは受け付けていません

 6日に投開票が行われた愛知県知事選と名古屋市長選で民主党推薦候補が惨敗した。同県知事選には、自民党代議士の大村秀章氏が無所属で出馬したうえ、自民党が支援する候補は別にいたため、自民党票が割れたにもかかわらず、民主党推薦候補はこの2人に届かず、3番手にとどまった。自民党王国の保守地盤の県で起きた現象ならまだしも、愛知県はトヨタ労組などをかかえる「民主王国」として知られる。本拠地で惨敗したのだから、国政の悪影響はここでも明らかだ。民主党が地方選において惨敗するのは、昨年の参院選で同党が敗北して以降、これで7回目となる。時系列に示すと下のようになる。
 民主党は市議選(松戸、西東京)においては、共産議席を下回る“泡沫政党”の結果しか残せなかった。国政における政権党が、地方において何らの信任すら得ることができなかったのは、国政における「失政」に加え、議会や行事を平気で欠席したり、私生活において問題視されるような行動が多いことも関係しているようだ。要するに、議員としての「資質」が精査されないまま、「風」頼みで当選した者が多いため、確たる実績を残すこともできず、有権者から愛想を尽かされるケースが多いようだ。
 結論として、民主党は地方政治において、地盤をまったく強化できていない。このまま国政選挙になだれ込めば、“大壊滅”という結果が待っているだけだろう。

 ●10月24日 衆院北海道5区の補欠選挙で敗北
 ●11月14日 福岡市長選挙で敗北
 ●11月21日 千葉県松戸市議選で大敗  11人立候補し当選2人のみ(前回当選4人)
 ●11月28日 和歌山県知事選、金沢市長選挙で敗北
 ●12月12日 茨城県議選で大敗  24人立候補するも当選6人のみ(前回当選6人)
 ●12月26日 西東京市議選で大敗  7人立候補するも当選3人のみ(前回当選5人)
 ● 2月 6日 愛知県知事選、名古屋市長選挙で惨敗

カテゴリー:コラム, 民主党

「倒閣へ完全転換した」と報じられる公明党

2011年1月29日 コメントは受け付けていません

 各紙とも、公明党が倒閣にかじを切った旨の報道が目立つ。今日付の産経新聞は「公明 倒閣へ完全転換」の見出しを立て、昨日の参院本会議代表質問で山口那津男代表が舌鋒鋭く菅首相に迫ったことや、27日の衆院本会議で井上義久幹事長が首相に衆院解散か内閣総辞職を求めたことにふれ、「公明党は菅政権との対決姿勢に完全に入った」と記述した。同記事はさらに学会地方幹部の、「学会と敵対する矢野絢也元公明党委員長の叙勲に始まり、連携を真剣に考えるに足るメッセージは一つもなかった。今や首相サイドと交渉し、それが表に出たら誰であれ地位を失いかねないほどだ」との発言まで紹介している。
 報道を見る限りにおいては、公明党は、統一地方選後の衆院選挙をすでに視野に入れているようだ。菅政権が公明党の協力を得られないのも、自らのこれまでの行動が招いた“自業自得”の感が根強くある。

カテゴリー:コラム, 民主党

財政破綻の戦犯は?

2011年1月26日 コメントは受け付けていません

 ここにひとりのがん患者がいるとする。がんを患っていることは初期のころからすでに家族の間でも知られていたし、心配もされていた。だが、これまで家族は「まだだいじょうぶ」と言い続け、根本的な治療を受けることを強く主張することもなく、避け続けてきた。多くの負担を伴うし、そのほうが楽だったからである。そのため、患者本人も「そんなものか」と深く考えることもなく、これまで来たのだったが、もうだれが見ても末期症状に近くなった。がん細胞はいまや全身へと転移し、いつ亡くなるかわからない状況になってきた。
 いまの日本の財政が置かれた現状をわかりやすく説明すればこんなものであろう。そのため、時の民主党政権が、“手遅れ患者”に執刀する意図だろうか、「この人は名医です」と言ってライバル病院から引き抜いて連れてきたのが、「与謝野馨」というがん細胞に関する知識にかけては周囲を凌駕するといわれる医者だったというわけである。今日付の産経新聞のコラムで、元検事総長が次のように指摘していた。
 「財務省の統計によると昭和54年の公債残高は56兆円であったが、20年あまり前の消費税導入時には161兆円に膨らみ、昨年度には637兆円にまで達した。税収より赤字公債のほうが大きい国家歳出など続けられるはずもなく、年金、医療、介護といった社会保障制度の設計などできるはずもない」
 「(民主党政権が)いかなる動機と見通しをもって政策転換したのかは知る由もないが、この問題を国民と国会の前に提起した意義は等閑視されるべきではあるまい」
 それはその通りだと思う。
 こうした事態に立ち入ったそもそもの「原因」の一つは、問題の所在はわかっていながらも、有権者の反発をおそれてずるずると解決策を実行できないできた政治制度(選挙制度や政治形態)にもあると思われる。
 ともあれ、国家が財政破綻した場合、その「戦犯」として名指しされ、追及される対象となるのはだれか。その最大の政治責任が、かつての自民党にあることはいうまでもないが、連立のパートナーであった公明党も、その一員として指摘される可能性が高いことは、いまからはっきりと自覚しておいたほうがよい。
 それに比べれば、民主党の子ども手当法案に反対し、世論の反発を受けるかもしれないなどと今から心配することは、目先の選挙のことしか考えていない、浅い議論に思えてならない。

カテゴリー:コラム, 民主党

民主党・選挙対策委員長に復帰する石井一

2011年1月15日 コメントは受け付けていません

 本日付の朝日新聞によると、民主党改造人事を発表した菅内閣は14日、渡辺周・選挙対策委員長を交代させ、後任に「石井一」参院議員(76)をあてることを決めた。同党は4月の統一地方選挙で苦戦が予測されることから、同じポストを経験したことのあるベテラン議員に白羽の矢が立ったものと報じられている。
 石井参院議員は2008年9月、当時民主党の代表代行だった菅直人現首相とともに、「創価学会の会館を監視する必要がある」旨の発言を行い、「創価学会の宗教施設に『監視隊』を置き、ビデオや写真で人や車の出入りを記録に取ることも考えている」などと、問題発言を行ったことでも知られている。

カテゴリー:コラム, 石井一, 民主党

事なかれ主義の民主党政府

2010年9月25日 コメントは受け付けていません

 今日付の読売新聞(1面)は、海上保安庁の船に故意に体当たりした疑いで公務執行妨害容疑で逮捕されていた中国人船長の“緊急釈放”について、「戦争になるよりはいい。このまま行けば、駐日大使の引き揚げ、国交断絶もありえた」との政府関係者の声を紹介している。そうした認識が正しかったのかどうか、小生には判断はつかないが、同じ新聞の社会面に、与那国島の与那国町漁協組合長の次のようなコメントが掲載されている。「せっかく毅然とした対応を続けていたのに、甘い姿勢を見せた以上、すぐに中国の漁船がどさっと来るようになるはず」。
 だれがみても、中国の脅しに民主党政府が“屈服”した形にちがいない。法治国家の根幹が揺らぐ事態となったことは確かだ。しかも、検察当局が別事件で窮地に立たされているのを奇貨として、検察側に責任を押し付けたかのような官房長官の姿勢も気になる。
 高度な政治判断であったのかもしれないが、このような姿勢が、中国の驕りを増長し、日本は脅せば(=圧力をかければ)どうにでもなる国、との印象を周辺国に植え付けたのは、日本にとっては大きなマイナスだ。産経新聞の主張を見るまでもなく、こうした見方は一定の説得力をもっているように思える。
 この問題で残念なのは、事実関係を明らかにする武器であったはずの海上保安庁が撮影した証拠映像を、最後まで公開しなかったことだ。はしごを外された形となった海保は、いまさらながら早期に公開すべきだったと後悔しているようだが、肝心なのは事実関係であり、それに基づく法手続きのはずである。今後、海上保安庁の警告を無視し、平気で違法漁業をつづける中国船が続出しても、何も文句は言えなくなるだろう。
 そうした不利益以上の利益があったとするのなら、政府はそのことを日本国民に説明すべき義務がある。

カテゴリー:コラム, 民主党

仙谷官房長官が政治資金で長男の事業を支援?

2010年8月29日 コメントは受け付けていません

 29日付の朝日新聞(東京本社版)は1面トップのスクープ記事で、仙谷由人官房長官が政治資金で、司法書士の長男の事業を支援していた「疑惑」をすっぱ抜いている。事実なら、公私混同もはなはだしい。官房機密費という国民の血税10数億円を自由に差配できる立場にある人物が、自らの政治資金について「公平性」に欠ける振る舞いがあるとすれば、国民目線からすれば心もとないものに映る。記事を読む限り、朝日はこの問題で少なくとも7~8月にかけて取材しており、一定の時間と労力をかけた調査報道であることがわかる。
 【アサヒコム】 http://www.asahi.com/national/update/0828/TKY201008280297.html

カテゴリー:コラム, 民主党

参院選挙で復活ならなかったマルチ商法“癒着”の「前田雄吉」

2010年7月14日 コメントは受け付けていません

 今回の参院選でほとんど報じられることはなかったが、一部の関係者が注目していた比例候補者(民主党)に、前衆議院議員・前田雄吉がいた。同人は悪徳商法として知られるマルチ商法業界に食い込んで民主党内の議員連盟の事務局長として業界と密接な関係を構築し、業界から政治献金を受け取るかたわら、業界を擁護するための自著を出版するなどして、悪徳商法業界の“宣伝役”を務めていた。その際、利用した一つが、東京・東村山の地域FM局「多摩レイクサイドFM」で、ここに業界の関係者を呼んできて話をさせていた。
 このFM局は、東村山で“トンデモ市議”と目されている「矢野穂積」が事実上、運営に関わっている放送局で、前田と親しい関係にあったジャーナリスト・乙骨某が裏で結びついていたことも明白だ。
 前田は上記の行動を社会的に非難され、前回の衆院選を前に、出馬を断念。だが、小沢一郎の側近議員の一人とされていた同人は、今回の参院選挙でどさくさにまぎれるような形で、比例区候補者として名簿登載されていた。結果は、わずかに3万1000票余り。当選にはほど遠く、落選の憂き目を見た。
 東村山市議転落死事件で、確たる根拠もなく『デマ』を吹聴した張本人・矢野穂積がかかわる放送局と、そのデマに乗せられていいように言論活動を続けたジャーナリストら。そうした人脈のもと、悪徳商法を推進しようとした「元代議士」の未来は、けっして明るいものではないようだ。

カテゴリー:コラム, 民主党