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「幸福の科学」の政治進出

2009年6月11日 コメントは受け付けていません

 宗教法人・幸福の科学が立ち上げた政党「幸福実現党」に関する記事が目立ち始めた。本日首都圏で発売された「週刊文春」は「幸福の科学と自民党」のタイトルで4ページの特集を掲載している。
 政党を立ち上げてひと月もたたずに、党首を大川夫人にすげ替えただけでなく、その過激な演説もちらほら紹介されている。自民、民主を手厳しく固有名詞で批判し、二大政党の対決に乗じて“漁夫の利”を得んとする態度が明白に見てとれる。この新政党、豊富な資金力にものをいわせ、全国各地で多くのアルバイトを雇い、派手なパフォーマンスを始めている。
 自民・民主を批判するという意味では、日本共産党と同じような立ち位置にあるが、その政策は正反対といってよい。憲法9条の改正を大きくうたうなど、タカ派的な姿勢を強く打ち出しているからだ。
 全国300小選挙区の供託金だけでも9億円、さらに各地域で選挙活動を展開するので、ざっと100億円近いカネが動くものと思われる。同党は記者会見でいきなり「単独過半数を目指す。実現できると思う」などと大法螺をふいて記者の失笑をかったが、実際は1議席とれるかどうかも微妙と見られている。それでも教団の「宣伝効果」から見れば、またとない“好契機”になるはずだ。
 やっていることは、先行教団の二番煎じとしか受け取れない。幸福の科学は来年には栃木県に中学・高校を開校する予定で、これもまるで同じ路線に見える。さらに将来的には千葉県に大学建設を予定しているという。そうした“拡張路線”のツールの一つとして、政治進出がなされているようだ。
 既成仏教などを除き、明治以降の新しい宗教教団で大学を設立したのは、天理、創価など3つの教団に限られているとの指摘もある。幸福の科学はそれらへの“仲間入り”を目指しているかのようだ。この新政党の動向が次回総選挙にどのような影響を与えるか計りかねている。

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カテゴリー:コラム, 幸福の科学