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Archive for the ‘主権回復を目指す会’ Category

“排外主義”の類似団体「主権回復」と「在特会」

2010年7月2日 コメントは受け付けていません

 年金未納だんご3兄弟などと自民党を攻撃し、返り討ちに遭ったのが現在の菅直人首相であったことはすでに過去の歴史だが、日本社会に巣食う“排外主義集団”にも「だんご2兄弟」というべき相似団体が見られる。
 一つは「在日特権を許さない市民の会」と称する右派団体で、街頭宣伝などをそのままネット中継し、敵対する個人を公開するなどの“威嚇行為”で支持を広げてきた。代表者は福岡県出身とされるが、実名を名乗っておらず、それでいて在日コリアンが実名を使っていないのは特権などと、自語相違の主張を繰り返してきた。
 昨年12月には同団体の関係者が京都の朝鮮学校(小学校)に拡声器をもって押し寄せ、「スパイの子ども」「日本から出ていけ」などと叫び、京都地裁は今年3月、同会が学校から半径200メートル以内で演説する行為を禁じる仮処分を決定した。それでも在特会は街宣活動を繰り返したため、学校側が「間接強制」を京都地裁に申し立て、5月19日、在特会が仮処分決定に違反した場合、1日あたり100万円を支払わせる決定を新たに行っている。この「間接強制」で命じられた100万円は、暴力団事務所の使用差し止めなどで出される額と同レベルとされ、暴力団なみの“迷惑行為”を司法に認定された形だ。それ以来、在特会は京都の朝鮮学校への街宣活動を休止しているのが現状だ。
 一方の類似団体である「主権回復を目指す会」は、最近ではイルカ漁を題材にした米国のドキュメンタリー映画の上映に抗議行動を繰り返し、東京・横浜などの映画館に直接乗り込み、街宣行動を繰り返してきた。これに対し、横浜地裁・東京地裁とも、映画館周辺での街宣活動を禁止する仮処分を決定している。
 「主権回復」も「在特会」と同様、これらの仮処分決定を意に介さず、映画館の支配人の自宅にほこ先を変えるなど、その執着ぶりはなんら変わりない。
 両団体に共通するのは、双方の主たる関係者が、95年の東村山市議転落死事件の“蒸し返し”にも密接に関与してきた点であろう。その背後に、デマ発信を繰り返してきたことで知られる東村山市議・矢野穂積らがいることは周知の事実だ。そこから透けて見えるのは、両団体とも、「事実」かどうかを十分に吟味・精査して動く団体ではなく、情緒的・短絡的に行動するという≪共通した特徴≫を持つことであろう。
 「KY」(=空気を読めない)という語がこれほど当てはまる集団も珍しい。彼らはまるで「日本民族」を代弁するかのように振る舞っているものの、小生の見るところ、日本人の中の、かなり“下等な集団”にすぎない。

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