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「泥棒猫」

2011年2月3日

 地方選挙の前になると決まって表面化する特徴的な現象がある。自分では大した仕事もしていない政党が、「これは私たちの実績」「あれも私たちの実績」などと、事実的根拠もなく、自在に主張を始める姿のことである。その最たる中心が、日本共産党という政党の地方議員たちである。
 同党は国政と同じく、地方議会においても圧倒的に野党勢力であることが多い。予算策定には与党議員のほうが強い力を発揮する。そのため必然的に彼らの手法は次のようなものになる。
 与党議員あるいは住民の要望などでなされた安全上のインフラ整備などについても、「自分たちは行政に陳情した」「その結果実現した」というロジックだけで、多くが「自分たちの実績です」となってしまう。その間における行政との綿密な交渉、あるいは住民への説得、予算獲得に向けた努力。彼らはそうした陰の労苦にはほとんどタッチしないまま、他人に汗をかかせて、自分たちはいいところだけを“泥棒猫”のように持ち去っていく。
 実はこうした手法は、大なり小なり程度の差はあるものの、同党においては全国的に共通した傾向だ。そのため見識ある住民には、同党の行動の浅ましさを認識している人も多い。
 東京23区の場合、区議会議員と都議会議員が連携して行う実績は数多い。「確たるネットワーク政党」の強みともいえるが、同じ形態の政党といっても、国政において万年野党の共産党とは、その実行力には雲泥の開きがある。近年、ブレていない政党は公明党と共産党だけ、といったとらえ方もあるようだが、民主党の現状から見れば、そうは言えるのだろう。ただし同じ3000人の地方議員を擁する公明党と共産党とはいえ、地方政治における実績は全く異なる。そうした構造上の違いから、共産党は実際にはそう言えないにもかかわらず、「自分たちの実績」と称し、チラシに刷り演説するなど、住民への≪詐欺行為≫を働くしかなくなるわけだ。
 共産党議員や同党候補は、こうした厚顔無恥に耐えきれる人物でないと務まらない。間違っても、正直で、ウソをつけないタイプの人間には向かない職業である。途中で同党議員を辞める人物が少なくないのは、むしろ当然のことだろう。

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カテゴリー:コラム, 日本共産党
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