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北朝鮮問題における共産党の責任

2011年1月3日

 昨年末、草思社という出版社から『北朝鮮に嫁いで40年』というタイトルの書籍が出版された。副題には “ある脱北日本人妻の手記”とある。1961年に在日コリアンの夫や家族とともに北朝鮮にわたった日本人妻が現地で40年暮らし、中国経由で脱北して日本人たどり着くまでの経緯を一冊に綴ったものだ。そこには北朝鮮国内の驚くべき実態が描かれている。
 「北朝鮮帰国事業」は1959(昭和34)年に開始された。当時、20歳だった人がいまでは70歳を超える計算になる。北朝鮮国内の平均寿命は男性50代、女性が60代とされ、ほとんどの日本人妻はすでに死に絶えたとみられている。
 冒頭の書籍で目をひくのは、巻末に掲載されている小島晴則氏の文章であろう。当時、日本共産党の一員として新潟で帰国事業に直接かかわり、いまでは懺悔の思いから拉致被害者の救出活動などに参画している人だが、「帰国事業が生んだ悲劇を伝える」という文章のなかでこう指摘する。
 「『地上の楽園』を宣伝・扇動し、これにもっとも協力した政党は日本共産党」
 私の知る限り、こうした赤裸々な声に、共産党が正面から答えたことはただの一度もない。

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カテゴリー:コラム, 日本共産党
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