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堕ちた元委員長  86  矢野絢也のウソをあばいた音声記録

2010年11月26日

 「週刊現代」の記事をめぐる過去の矢野絢也の裁判で、公明党議員OB3人が矢野宅を訪問した際、どのような話し合いがなされたかは双方で対立する最大の争点となった。OB側は矢野の了承のもとに過去の議員手帳などを預かり保管したと主張したのに対し、矢野は意に反して持ち出されたと主張したからである。OB側が矢野宅でのやりとりを録音した「音声データ」を法廷に提出したのは、矢野の主張がウソであることを証明するための弾劾証拠としてであった。なぜならそこには、矢野の主張するように「意に反して」どころか、矢野自身がOBに手帳を預けることを認める数々の発言を行っていたからだ。例えば次のような言葉であろう。
 「ただきっかけがないもんでね、わしは。あなた方のおかげで救われた」「くれぐれも皆さんの方からではなく、私から自発でお預けした」「私も男ですから、約束した以上はそうしますしね」
 さらに矢野は、この証拠が法廷に出てくる以前、書面で次のように主張していた。
 「自分で(手帳を)燃やすなどと言ったことはありませんし、言うはずもありません」「『これからもしばしば来てほしい』と言うわけがありません」「彼らの態度に危険を感じてやむを得ず渡したもの」
 ところが肝心の音声データには、矢野自身による次の声が記録されていたのである。
 「あなたたちが立ち会ってね、燃やせばいいんです」「何遍来ていただいても結構でございますから、ほんと」「私の意思でお預けした」「どうもお三方、ありがとうございました」
 弾劾証拠としては、十分すぎる内容とも思えるが、東京高裁は一転、この音声記録の信用性に難クセをつけ、科学的検証も踏まえず、逆の判断を下すことになった。現在、この音声記録について別裁判で争われているが、ただ一つはっきり言えることは、上記に示された矢野絢也の発言は、まぎれもなく矢野自身が発した言葉であるという歴然とした「事実」である。なぜなら同人の声を「作る」ことなど、技術的に不可能だからだ。
 要するに矢野は、肝心かなめの部分で、平気で「虚偽」を主張していたことを示している。

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也
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