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堕ちた元委員長  75  たかり屋に勲一等の「影響」

2010年10月26日

 本日発売された「週刊朝日」(11月5日号)と「サンデー毎日」(11月7日号)がそれぞれ、矢野絢也の叙勲内定について記事にしている。「週刊朝日」は、「仙谷官房長官がごり押しした矢野絢也元公明党委員長叙勲騒動」「菅首相は丸投げ 公明党・創価学会は激怒」のタイトル。一方の「サンデー毎日」は、「矢野絢也の勲章で官邸が掘った墓穴」というもので、共通するのは、いずれもその影響をよく考えないまま、仙谷長官をはじめとする首相官邸が、民主党が参院で過半数に足りない国会状況と裏腹に、“逆噴射”してしまったという内容だ。その結果、民主と公明の協力関係の可能性は一気にしぼみ、国会はいずれ立ち行かなくなるだろうとの観測が、当然のことながら記述されている。
 民主党政権の機能不全ぶりは、週刊朝日記事にも明らかだ。同記事によると、矢野の叙勲を“ごり押し”したのは仙谷長官その人であり、相談を受けた菅首相も、官房長官に丸投げした形と記述されている。首相自らは東京富士美術館に足を運ぶなど、異例の行動をとりつつ学会・公明党にすり寄りながら、その一方で、それとはまったく反する行動をとっていたのだから、「二律背反」といわれても仕方がない。
 いずれにせよ、このような状況下で、民主党と公明党が協力していく関係など起こりえないだろう。そんなことを無理強いすれば、学会員は選挙ボイコットをする人が続出してもおかしくない。矢野絢也という人物が、それだけ支援者を自己本位に裏切り、恩を仇で返してきた行動の集積にほかならない。菅政権は、情報戦略が「無き」に等しい内閣のようだ。「空き缶」とはよく言ったもの。この内閣に、まともな仕事は残せないだろう。

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也
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