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堕ちた元委員長  72  「失格議員」が勲章を受けるとの報道

2010年10月19日

 昨日付の共同通信記事によると、元政治家の矢野絢也が勲章を受けるという。私見だが、事実なら誠におめでたい話だ。後世の歴史家がみれば、公明党の初期の幹部がいかに当初の崇高な立党理念から外れ、自己本位な目的のみを追求する存在になりさがったかを示す、またとない貴重な記録・証明となるからだ。
 いうまでもなく、元公明党議員として、人間として、信仰者として、3拍子そろった失格人生を送ってきた矢野絢也が、いまさら勲章という、「役人」に決めてもらう称号で格付けを図ったところで、なんらその失格ぶりが免責されるわけではない。むしろ政治家当時、不透明な金銭スキャンダルで政界を失脚したような人物でさえこのような勲章の対象となるという事実は、制度のレベルや日本政治の現状を象徴しているとさえいえよう。
 公明党議員にとって、本来あるべき「勲章」とは、大衆のために尽くし抜き、大衆の生命と暮らしを守り、そのことによっていかに衆望を集めたかということであって、それは本来的に“無形”のものであるはずだ。にもかかわらず、形に見える象徴ともいえる勲章をほしがるのは、きまって政治家時代にまともな行動を起こしてこなかった人間の“裏返し”の心理ともいえよう。
 その意味で、虚栄と慢心の元政治家・矢野絢也には、たいへん“お似合い”の行動と小生は評価している。

 【共同通信】 http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20101017010005321.asp

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