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党規約を改正した朝鮮労働党

2010年9月30日

 今日付の日本経済新聞によると、北朝鮮の朝鮮労働党は30年ぶりに党規約を改正し、党規約の序文から「国際共産主義」の文字を削除したという。いまから半世紀以上も前には常識だった言葉が、あらためて姿を消すことになる。
 50年以上も昔、共産主義陣営は世界の主要な一角を占め、各国の共産党は「兄弟党」として固い契りをかわしていた。日本の共産主義政党である日本共産党も、朝鮮労働党とは「兄弟党」として、在日朝鮮人の帰還運動などにも積極的に貢献した。いまそれらの帰還者は悲惨な境遇に落ち、“脱北”して日本に密かに戻る例が絶えない。これも、「共産主義」国家をめぐる一つの現実の姿である。
 「共産主義」の実験が≪失敗≫に終わったことはすでに明白であっても、依然、東アジアにはそれが現実の形として残っている。民主主義の根付いていない周辺国に日本は振り回され続けているが、共産主義国は民主的国家とは「違う価値観」の中に生きていて、その隔たりはあまりに大きい。

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カテゴリー:コラム
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