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矢野絢也が“偽証”した「週刊現代」裁判 (東京高裁・第3回)

2010年9月6日

 大川清幸元参議院議員ら元国会議員3人が「週刊現代」の虚偽事実を記載した記事で名誉毀損されたとして発行元の講談社と矢野絢也を提訴していた問題で、東京高裁は5日、3回目の口頭弁論を開いた。ここで裁判長は前回(第2回)の藤田康雄証人の尋問以降、双方でやりとりした書面を確認した。一審被告矢野側は前回以降、矢野宅の実地検証を申し出ており、一審原告側は藤田氏が講談社代理人に渡したと前回証言したデータ原稿等の文書について、講談社側に提出するよう求めている。
 この日、裁判長はまず講談社に対し、文書の取材源秘匿について主張する予定はあるかと尋ねると、講談社側代理人の服部弁護士は「検討して文書で提出します」と回答。さらに原告側が「(講談社側)代理人の手元にある文書を任意で提出する予定はないか」と確認すると、服部弁護士は「いまのところ必要ないと考えている」と答えた。さらに原告側が「文書自体は代理人の手元にあるということでいいか」と加えて尋ねると、服部弁護士は「それについてはこの場で回答する必要はない」と強弁。服部弁護士が傍聴席の最前列に座っていた的場弁護士(講談社側主任弁護士)に対し「これでいいか」という合図を目線で送ると、的場氏は「それでいい、それしかない」といったゼスチャーを返した。
 これに対し、原告代理人の佐藤弁護士が、「(講談社側は)文書は手元にあると回答するのが普通だと思う。本来この文書を提出するのは、(矢野が第1記事をリークしたとの)当方(=大川清幸氏ら)の主張が崩れるわけだから講談社にとっても矢野側にとっても有利になるはずだが、それを出そうとしないだけでなく、文書の存在を明言することさえ避けている。このことは重要な事実なので調書に記載してほしい」と裁判所に要請すると、裁判長は「調書に書いておきましょう」と回答した。
 つづいて裁判長から、「(矢野側の)検証申し立てを採用したい」との意向が明らかにされ、別室で双方の代理人らを交え協議することになった。裁判は今後、矢野宅の検証作業を終えたのち、次回弁論(期日は追って指定)をへて、高裁判決へ向かうものと思われる。
 既報のとおり、一審の東京地裁判決では、被告らにOB各自へ220万(計660万、うち半分は矢野の責任)の損害賠償の支払いを命じるとともに、講談社・矢野の双方に謝罪広告の掲載を命じている。
 この裁判で、矢野絢也は女房や女性事務員を証人として出廷させ、自身の主張に沿うように多くのウソを言わせたほか、自らも偽証を展開。それらの≪偽証工作 ≫が音声記録という物証で明るみにされると、矢野は証言席で下を向いて観念したかのような態度を一時的に示したものの、逆に「捏造されたものだ」などと言いがかりをつけていた。そのため一審の判決文では、「本件音声データが編集改ざんされたものではないと認められる」と明確に認定し、矢野の悪あがきを“一蹴”した経緯がある。

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