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鈴木宗男氏が「事実」を認める  政治家出身の評論家による3000万円公金たかり事件

2010年8月3日

 官房機密費に関する連続キャンペーンを手掛けてきた「週刊ポスト」が昨日発売された8月13日号で第11弾となる記事を掲載した。そのなかで上杉隆氏らの取材班は、小渕首相時代に野中広務官房長官のもとで副官房長官を務めた鈴木宗男氏に対し、インタビューを行っている。そのなかで興味深いやりとりがなされている箇所がある。次の部分だ。

 上杉 あと野中さんは、新築祝いで小渕首相(当時)に3000万円を要求してきた政治家出身の評論家がいたと。
 鈴木 うん。そういう話はありましたね、当時。けど、首相は出さなかったと聞いております。

 短いやりとりながら、鈴木氏によるこの証言内容は重要な意味をもつ。野中氏がすでに行っていた政治家出身評論家が自宅を新築したという理由で首相に3000万円たかってきたとする発言について、「そういう話はありました」と肯定し、さらにその上で「首相は出さなかったと聞いている」と指摘しているからだ。
 ここで明らかになるのは、政治家出身の評論家が首相に「たかった」事実自体は、鈴木氏も認めていることだ。さらにその理由は、「家を新築したから」である。
 結論として、カネが出されたかどうかは、二の次の問題ともいえよう。この政治評論家にとっては、このような“タカリ体質”が常態化していたからこそ、起きた問題にも見える。その評論家はいまものうのうと生きている。

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カテゴリー:コラム
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