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共産党の「退潮」くっきり  “ただの人”になった政策委員長

2010年7月12日

 日本共産党が議席奪還を目指して東京選挙区に投入した党政策委員長・小池晃が定数が1増えて5議席となった同選挙区でも勝てなかった。再下位当選のみんなの党候補に10万票の大差をつけられての敗北である。同党の退潮傾向を象徴するような現象だ。
 もともと同党にとって、参院東京選挙区は、戦後まもない昭和31年、野坂参三が初議席を得て以来、野坂や上田耕一郎、緒方靖夫などの指定席となっていた。だが党勢の退潮傾向に伴い、04年と07年に東京選挙区の議席を失った同党は、全国において選挙区議席を失ってしまった。
 今回、党政策委員長まで担ぎ出して獲得できたのは55万票。前回07年に無名の新人を出したときでさえ、同じ55万票を叩き出していたのだから、その“落ち込み”ぶりがうかがえよう。党員の高齢化、それに伴う死亡減、党費納入率の減少、職員の事実上のリストラ、選挙費用の不足、やる気の減退など、何重ものマイナス要因を抱えて、同党はあえいでいる。この傾向は、来年春の統一地方選にもつながっていきそうだ。

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カテゴリー:コラム, 日本共産党
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