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話題の脱北者映画

2010年4月27日

 映画「クロッシング」を観た。2008年に韓国で封切られた脱北者家族を扱った作品だが、日本でも上映され、話題になっている。主人公は少年とその両親。母親が妊娠中に結核となり、窮乏生活の北朝鮮国内では薬が手に入らないため、父親は中朝国境を越え、薬を求めに出かける。「すぐに戻ってくる」との言葉を残して。だが、父親がさまざまなハプニングで戻れなくなるなか、母親は他界。ひとりぼっちになった身寄りのない少年は、父親を探して脱北するというストーリーだ。これ以上は映画を見ていただいたほうがよいと思うが、親子の情が切々と胸に迫ってきて、だれもが涙なしに見ることはできない内容である。
 北朝鮮の庶民の生活がリアルに描かれていて、日本の昭和初期という印象だ。少年の性格もすれていない。かつての日本の子どもたちもこうだっただろうと思わせるから、余計にぐっとくるものがある。

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カテゴリー:コラム
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