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「立ち枯れ日本」と酷評された平沼新党

2010年4月10日

 今日が平沼・与謝野新党の正式な立ち上げの日だという。「たちあがれ日本」の政党名が、「立ち枯れ日本」に聞こえると酷評したのはみんなの党の渡辺代表だが、同じ保守政党としてライバルを蹴落としたい心情も混じっているようだ。
 平沼赳夫氏は日本最大の保守・右派団体「日本会議」国会議員懇談会の会長をつとめる保守派の重鎮。正確には「極右」といってよい。日本会議は先般、外国人参政権と夫婦別姓法案に徹底反対するための国民運動を再確認したが、日本会議のバックにいるのは、神社本庁、霊友会、佛所護念会、生長の家関係者などの「宗教右翼」と目される存在であり、平沼氏自身、天皇のことを「天皇さま」と公然と口にすることで知られる。
 つまりは、戦前の国家神道に基づく天皇崇拝を羨望している集団といっても言い過ぎではなく、こうした団体が国家主義に基づき、外国人参政権反対の運動を推進してきた。それでも新党を起こしたはいいが、新鮮味はあまり感じられないといった否定的な評価も多いようである。
 そもそも、日本会議の運動をメディアとして強力にバックアップしてきたマスコミが「産経新聞」であり、新しい歴史教科書をつくる会などとも親密に同調してきた経緯がある。
 平沼氏を頂点とする動きを、日本を戦前のような神道に基づく天皇崇拝の国家に戻したいという勢力の一つの模索としてとらえれば、案外当たっている部分は少なくないかもしれない。

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カテゴリー:コラム
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