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堕ちた元委員長  42  「詐欺師」は大事なお友達

2010年4月9日

 2000年8月28日、東京地検特捜部の手によって一人の詐欺師が逮捕された。証券投資会社クレアモント・キャピタル・ホールディング社長の古倉義彦(当時39)などで、容疑は中堅生命保険会社・大正生命保険から85億円を騙し取ったというものだった。さらにその後も「取り込み詐欺」が発覚するなど、余罪は相次いだ。結局、大正生命はこれをきっかけに“破綻”することになる。
ひとりの詐欺師の行動により、わが国の金融機関がひとつ潰れたのだ。東京高裁は2005年、古倉に詐欺罪で懲役8年の実刑を言い渡した。この男の金儲けのアドバイザー的役割を果たしていたのが、実は「矢野絢也」であったことはあまり知られていない。
 「中央公論」(2000年11月号)などによると、古倉は矢野のことを「師」と仰いでいたようだ。記事には次のように書かれている。
 「矢野氏は平成9年6月、新宿区内に約100坪の土地を取得、翌年、3階建ての豪邸を新築している。ワインセラーなどもあって、贅をつくした造りに訪れた人は矢野氏の資産家ぶりに驚くほどだが、『矢野さんも凄い家を建てたもんだね』といった友人に対し、古倉被告は『まァ、僕がついているんだから』と、ニヤッと笑って答えたという」
 ここで書かれた「豪邸」とは、現在矢野が居住する新宿区・市谷甲良町の自宅のことで、文面どおりに受け取れば、この詐欺師の世話になって新築した建物のようである。
 古倉は、詐欺事件の公判中にも、虚偽文書を証拠提出するなどし、別件の有印私文書偽造でも有罪(懲役10カ月)が確定した。そんな詐欺師と、金のためならと親密に交際してきたのが、元「野党の党首」なのである。類は友を呼ぶとはよく言ったものだが、この事実は、矢野の本質をよく示している。

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也
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