ホーム > コラム > 小沢問題を見守る人びと

小沢問題を見守る人びと

2010年2月3日

 小沢一郎という政治家を好きか嫌いかといった次元とは別に、同氏自身が立件されるかどうかという問題に格段の思いを込めて注視する人々がいる。一つは永住外国人地方参政権の成立を長年要望してきた人たちで、民主党内でこの問題でもっとも熱心に成立に向けて行動してきた小沢氏の「腕力」に期待する思いが強いのだ。もう一つは沖縄問題である。普天間移設先となっていた辺野古(名護市)を指して、小沢氏はあんなきれいな海を埋め立てるのかと反対姿勢を鮮明にしていた。沖縄の基地問題にかかわる人々にとって、ここでも同氏の「腕力」に期待する向きは多かった。
 その証拠に、小沢氏の周辺で秘書らの逮捕が進むと、とたんに政府要人からは両問題について、後ろ向きの発言が相次ぐようになった。一党一派の目先の利益などでなく、国益として考えた場合、現在の捜査のあり方が受け入れられるべきものかは評価が分かれよう。はっきりいえることは、小沢問題の帰趨によって、この国の形も変わるということである。それを好ましいと思っているのか、苦々しく感じているのか。検察という名の「司法官僚」の立場は、ある意味で明白なものに見える。

広告
カテゴリー:コラム
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。