アーカイブ

Archive for 2009年10月

教訓を生かせない公明党

2009年10月31日 コメントは受け付けていません

 山口那津男・公明党代表(参議院議員)がこの臨時国会で永住外国人に地方選挙権を付与する法案を党として独自提出する方針を公言したのは、公明党新館(東京・新宿区)で韓国の権哲賢駐日大使と会談した席だった。翌10月21日付の政党機関紙「公明新聞」1面に掲載された記事には、そのことが写真つきで報じられている。一方、その数日前に発売された「サンデー毎日」(10月25日号)のインタビューでも、山口代表は「マニフェストで約束した通り、次の臨時国会に法案を提出します」と述べていた。
 つまり、公明党は臨時国会でこの法案を提出することを代表自ら繰り返し明言し、自分たちの機関紙でも「公約」してきた。
 だが、今日付の産経、日経などによると、同党は今国会提出を見送ると報じられている。日経のベタ記事で示されている「見送り」の理由は、「政府内に来年の通常国会での提出を目指す動きがあるため、状況を見極めることにした」というものらしい。
 要するに何らかの意図をもつ「妥協」と見られるが、これが事実なら、≪公約違反≫もはなはだしい。さらには公明党が2年前の参院選、さらに今回の衆院選で惨敗した主たる要因が、連立相手の自民党に過度に配慮した結果、党の独自性を失ったことにあったことが明白である以上、そうした教訓をまったく生かせていない姿にも映る。
 繰り返しになるが、この問題はあくまで「人権」の問題であり、民主主義の根幹に関わる問題にほかならない。当然ながら、民主党との関係をどうするかなど、駆け引きの道具に使うべき問題ではけっしてない。
 公明党は妥協して変更を重ねてきた法案内容を、いま一度当初の「98年法案」に立ち戻し、韓国籍・朝鮮籍を問わないすべての永住外国人に自動的に地方選挙権を付与する法案を速やかに独自提出すべきだ。
 政党の使命は、自らの理念を明示し、それに基づく政策を掲げ、実行していくことにある。そうした理念が不明確に映るからこそ、支持者の懸命な集票活動だけでは「限界」をきたしているのが現在の公明党の姿ではないか。その公明党が、自らの公約すらも捻じ曲げ、「状況を見極める」といった程度の理由で方針を変更していく姿は、政党としての自殺行為といわれても仕方がない。

カテゴリー:コラム, 外国人参政権

民主「石井一」が週刊新潮を提訴

2009年10月30日 コメントは受け付けていません

 そろそろ典型的な“女性サイコパス”に見える「練炭殺人鬼」でも取り上げようかと思っていたが、久しぶりに週刊新潮と民主議員の関連ニュースなので、予定を変更する。
 産経ニュースなどによると、民主党の石井一・選挙対策委員長(参院議員)は29日、週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に対し、1100万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴えを東京地裁に起こした。問題となったのは、週刊新潮が6月25日号で掲載した「堕ちた『キャリアウーマンの星』石井一・民主党副代表に背けなかった『厚労省女性局長』の心の引け目」と題する3ページの特集記事や、政治資金パーティーの収支を政治資金収支報告書に記載していないとする10月1日号の記事の計2本。
 訴状で同人は「副代表の地位を背景に、元局長へ違法行為を強要したような事実はない。政治資金も適切に報告している」と主張。「犯罪行為に関与したかのような記事は、政治活動を直接妨害するもので、損害は甚大」などとしているが、自身の郵便不正にかかわる記事だけに、“やぶ蛇”になる可能性もある。
 
 【産経ニュース】http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091029/trl0910291632003-n1.htm

カテゴリー:コラム, 石井一, 新潮社

堕ちた元委員長  14  「書記長の会社」と従兄弟が口にしていた不動産会社

2009年10月29日 コメントは受け付けていません

 1970(昭和45)年11月25日、北海道伊達市内の原野27筆を七和商事(旭川市)から購入したのは、名義上は矢野絢也の従兄弟(72)だった。それでも矢野本人のダミーとして購入した物件であることは間違いなかった。なぜなら、公明党書記長だった矢野は、自ら北海道選出の同党議員に働きかけて七和商事を紹介され、70年10月、党務で旭川市を訪れた際に同社を訪問した事実があるからだ。これらは原野商法詐欺に関連し、矢野本人を名誉棄損で訴えた原告弁護団の調査で判明したことである。
 上記の不動産売買は、矢野自身が七和商事を訪問した翌月になされていた。この段階で、従兄弟が同社を訪問した形跡はない。従兄弟が同社に立ち寄ったのは、同年12月頃のこととされている。時系列からいっても、不動産を購入できる資金を有する立場という意味からも、実態の取引相手は矢野絢也以外に考えられないのだ。理由はほかにもある。
 上記の名義人となった従兄弟の居住地は、購入月の70年11月時点において登記簿上、大阪府八尾市内におかれていた。その場所を調べてみると、当時、矢野絢也の後援会長を務めていたという地元有力者の経営する織物工場の敷地内だった。矢野の従兄弟と接点をもっていた人物は次のように回想する。
 「昭和49年ごろだったと思いますが、1年か2年、工場の敷地内にあった事務所の2階に従兄弟は住んでいました。といっても、ほとんどそこに住んでいたというわけではなく、月のうち何日か戻ってくるといった感じで、電気が点いていたら、家庭訪問するといった関係でした。当時、彼は男子部の副部長でしたが、なかなかつかまらないので、部長が嘆いていたのを覚えています。矢野絢也の親戚ということはわかっていましたので、あるときそんな話から、書記長がいくつかの会社に関わっており、その一つとして七和商事の話も出ていました。『七つの和』という表現が印象深くて、いまも記憶に残っているのです」
 証言してくれた男性の記憶によれば、矢野の従兄弟はしばらくすると、引越しを始めたという。つまり、実態として、そこに従兄弟が住所を置いていたことは間違いない。さらにその場所が、政治家・矢野絢也の後援会の責任者をする地元有力者の経営する織物工場の敷地内であったという「事実」も重要な意味をもつ。その地元有力者を便宜上、I氏としておくが、実はそのI氏も72年9月、北海道伊達市の原野775坪を七和商事の関連会社から購入していた。I氏は84年5月に他界し、現在、その家族らが織物会社の経営権を継承しているが、775坪の原野は家族には遺産相続されず、物故者の所有として残されたままだ。
 政治家・矢野絢也の“介入”なくして、同人の後援会幹部が同じ場所に広大な「原野」を購入するなど、ありえるはずもなかろう。矢野と詐欺商法の不動産会社がいかに密接な関係をもっていたかがよくわかる。
(写真は矢野の従兄弟が住所を置いていた八尾市内の工場敷地跡。現在は関係のない会社が使っている)

カテゴリー:コラム, 矢野絢也

迷走する小沢政治

2009年10月28日 コメントは受け付けていません

 民主党政治の綻びがいろいろと出てきているこのごろだが、そのわかりやすい事例の一つは、鳩山内閣の目玉の一つとされる行政刷新会議をめぐる動向だろう。仙谷由人行政刷新相がワーキング・グループの責任者にそれまで「無役」だった枝野幸男氏を据えて具体的な仕分け作業を始めようとした段階で、小沢一郎幹事長が待ったをかけた。1年生議員全員を外すように要求したことで、平野官房長官は連絡調整の不足を謝罪し、作業は中断されたままだ。
 本日付の朝日によれば、小沢氏は新人を外した後もいまだ納得していないようだ。さらに今日付の産経新聞には、民主新人議員の“小沢批判”が掲載されている。元犬山市長でこのほど愛知6区で初当選した1年生議員の石田芳弘代議士によるものだ。同氏は、「刷新会議のような仕事をやらないと、政治に対する信頼は戻らない」「『永田町ズレ』していない1回生の新鮮な感覚を予算の見直しに生かすべきだ」「次の選挙のことを言うのは『政治屋』、次の時代を語るのが『政治家』だ。党側も選挙のことばかりではだめだ。私だけでなくみんなが思っている」と勇気ある発言を行っている。
 ここで「政治屋」と揶揄されているのは小沢一郎氏のことであり、「みんなそう思っている」というこの1年生議員の発言は、小沢氏にとっては極めて重い発言であろう。
 部外者から見ていても、小沢氏は自身の献金問題のときに辞任要求発言をした枝野氏らに深い反感をもっており、今回の政権交代劇でも、能力ある同氏を露骨な意趣返しで「無役」にしたことはよく知られている。そうした「根に持つタイプ」の小沢氏は、何のための政治かをすでに見失っているようにさえ見える。
 行政刷新会議がやろうとしていることは、国民のために無駄な予算を省くための直接の検証作業であり、民主党が率先して行うべき仕事であろう。それを1年生議員はすべて自分の元で育てなければならない、お前たちには関わらせないとばかりに国民のための大切な作業を「中断」させている構図は、結局は、自身の権力維持のための政治であり、国民のための政治ではないことを露呈させているといわれても仕方がない。
 民主の内部分裂を“奇貨”として、予算を削られたくない省庁側が抵抗を強めている姿も、見苦しい限りだ。

 【産経ニュース】 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091027/stt0910272349010-n1.htm

カテゴリー:コラム

サイコパスに“捕食”された女性芸能人の哀れ

2009年10月27日 コメントは受け付けていません

 酒井法子被告が昨日の初公判で、「悪いのはわたしです」と述べて法廷で謝罪したことなどが報じられている。これらの言動は、サイコパス(良心の呵責をもたない異常人格者)に騙された女性の典型的パターンを示しているように思えてならない。夫の高相被告がいなかったら、覚せい剤を使用することもなく、このように人生を棒に振ることもなかったはずの酒井被告は、あくまで自分は被害者でなく、加害者であると思い込んでいる。
 たびたび当サイトでもふれてきたが、高相被告をサイコパス・チェックリストで診断すれば、ほぼ間違いなくサイコパスの範疇に入ると思われる。自分で稼がず、妻の収入に“寄生”していた事実、ふしだらな男女関係、結婚当初から覚せい剤を使用し、結果を省みずに有名芸能人の妻にそれを勧めた事実、さらに妻を薬漬けにしたあと薬を渡すことで金づるにしていたと思われる事実など、妻を“操作”することで自分の利益に転じる行動は、サイコパスの言動様式そのものに映るからだ。
 酒井被告は、将来は、介護や福祉の勉強をして、そうした仕事をしたいと昨日の法廷で述べたとも報じられている。これなども、サイコパスに騙される女性の典型そのものといえよう。サイコパスは相手の同情心などを巧みに見抜く能力をもち、そこに付け込んで悪事を働くことが多い。例えば、山崎正友という元弁護士のサイコパスが2000万円以上の大金を巻き上げた相手の女性も、その前職をたどれば元看護婦だった。人のために尽くす職業のタイプが、サイコパスによる被害者になりやすいことは明らかだ。
 酒井被告はサイコパスに“捕食”された立場にもかかわらず、いまだそうした構図が自分ではまったく見えないままのようだ。世の中にはそのような異常人格の一群が少数ながら存在し、「善意」の人間にとりついて不幸に落とし入れるという≪万国共通の方程式≫がある。余計なお世話だが、即刻離婚したほうがよい。

カテゴリー:コラム, サイコパス

堕ちた元委員長  13  伊達市の物件も「原野」だった

2009年10月26日 コメントは受け付けていません

 公明党書記長に就任して4年目にすぎなかった1970(昭和45)年、矢野絢也が従兄弟名義で北海道伊達市に購入した土地がある。これは3年後の73(昭和48)年に北海道森町で矢野ファミリーが行った「原野商法」の先がけというべきもので、27筆計1760坪を七和商事(旭川市)から購入していた。
 伊達市の現場は昨年7月、サミットが開催された洞爺湖からほど遠くない場所で、北海道縦貫自動車道(道央自動車道)の沿線に位置する。高速道の「有珠山サービスエリア」から紋別岳に向かった中間あたりの土地で、原野と山林が広がる一帯だ。
 登記上では、矢野ファミリーがこれらの土地を購入したのは70年11月25日、売却したのは73年5月15日となっている。売却先は七和商事で、その後、同社が転売するという経緯をたどった。
 登記図面上は、一帯は「原野商法」特有の細かい区画整理がなされているものの、現場を訪れてみると、ただの「原野」や「山林」であることは一目瞭然だった。
 この地域の登記簿を見ていくと、付近一帯で、七和商事やその関係者が土地の売買にからんでいる痕跡が明確に残されていた。それらの一部を矢野絢也の側近ともいえる人物が、70(昭和45)年時点で手に入れていたという動かしがたい「事実」は重要な意味をもつ。その側近は、登記簿上は70年11月当時、大阪府八尾市大字山畑に住所をもち、72年10月、東大阪市内へ転居したことになっている(写真は北海道伊達市の現場付近)。

カテゴリー:コラム, 矢野絢也

「WiLL」の花田紀凱編集長が個人で提訴した相手

2009年10月25日 コメントは受け付けていません

 あまり知られていない話なのでとりあげたい。極右系月刊誌「WiLL」の編集長をつとめる花田紀凱氏が、このほど個人で名誉棄損提訴を行ったという。相手は「月刊実話ナックルズ」の関係者・団体で、編集部の久田将義氏が「反論なら自分の雑誌ですれば?」と憤りの文章をブログに掲載している。訴えの対象となったのは、「ナックルズ」の関連雑誌で約1年前に行った福田和也氏(文芸評論家)と木村三浩氏(新右翼一水会代表)との対談内容。しかもWiLL側は法人名で訴えたのではなく、編集長が個人名で訴えたのだという。

 【参考ブログ】 http://www.knuckles.tv/archives/51274228.html

カテゴリー:コラム