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民主「鳩山代表」の“新たな火種”=「匿名献金」の異常さ

2009年8月11日

 昨日発売された月刊「文藝春秋」(9月号)の民主党特集が興味深い。
 ノンフィクションライターの佐野眞一氏が書いた「鳩山由紀夫『個人資産86億円』のルーツ」と題する記事によると、鳩山氏はすでに発覚している「故人献金」だけでなく、もっと深刻化しそうな「匿名献金」の問題が隠されており、いずれ火種を燃やすことになりそうだという。現在の法律では、政治資金収支報告書に寄付者の名前、住所を記載しなければならない寄付は5万円を超えるものとなっており、5万円以下の場合は、それらの個人情報を記載する必要がない。その「匿名献金」の金額が、鳩山氏の場合は年平均で4600万円と、岡田幹事長5万8000円、小沢前代表113万600円、麻生総理46万円などと比べて、桁違いに多いのだという。これも“偽装”している可能性が高いというわけだ。
 こんな収支報告書では、選挙が終わった途端、“お縄”になってもおかしくない。まさに「首相の犯罪」が成立しかねない問題だ。
 もう一つ、興味深く読んだのは伊藤惇夫氏の「小沢チルドレン100人で『田中派』復活」の記事。小沢氏の本当の目標は、政権交代を果たし民主党政権をつくることよりも先にあるとし、旧「田中派」に匹敵する「小沢派」をつくることで、日本政治のイニシアチブを常にとり続けることだという。現在、民主党は選挙対策を同氏に一手に任せる格好となっており、その結果、新しく当選してくる新人議員はいずれも小沢氏の息のかかった議員となる。小沢氏の真の目的はそうしたところにあるので、重要な局面では民主党という政党に固執することもないだろうと指摘している。なるほど、と思わせる内容である。

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カテゴリー:コラム
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