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矢野絢也の素顔  56  矢野ファミリー企業への不正融資によって破綻した石川銀行

2009年7月8日

 2001年に経営破たんした石川銀行(旧加州相互銀行)が、相手に返済する能力がないことを認識していたにもかかわらず、57億円を迂回融資し、銀行に損害を与えたとして特別背任罪で逮捕・起訴された元頭取・高木茂被告(73)の控訴審の判決公判が昨日、名古屋高裁金沢支部で行われ、高木被告の控訴は棄却された(一審は懲役3年の実刑判決)。
 そもそも同行が破たんするきっかけとなったのは、東京支店が抱えていたいわゆる大口の不良債権の悪化によるもので、なかでも三島グループと呼ばれる三島知和社長(有罪確定、執行猶予つき)の経営する企業群への過剰な融資が“引き金”になったとされる。例えば、同行の三島グループへの融資額(累積)は99年9月からわずか一年間で155億から226億円に急増しており、当時、三島氏が実質経営していた千葉県木更津市のゴルフ場会社に対し、石川銀行は57億円を迂回融資し、これが特別背任罪として起訴されたもの。
 もともと三島社長と高木元頭取は家族ぐるみの付き合いをする昵懇の間柄だったといい、三島氏は、矢野絢也の明電工疑惑で名前のあがった「矢野ファミリー」の一人としても知られる。このとき三島氏には、矢野の元秘書Nと同じく16万株もの大量の株式がわたったことになっており、矢野との関係の深さがうかがえた。
 高木被告は「矢野ファミリー企業の原点」とされる社団法人・新歯会(大阪市)の役員をつとめたこともあり、旧加州相互銀行は、矢野絢也が意のままに融資を要請できる「個人銀行」のような関係だったとされる。

 【読売オンライン】 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090707-OYT1T00564.htm

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也
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