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「石井一」のせいで逮捕された厚労省キャリア局長

2009年6月16日

 郵便不正事件にからみ、高知大卒の厚労省の女性局長(当時・課長)が大阪地検特捜部に逮捕されたことが昨日夕刊から大きく取り上げられている。本人は疑惑を否定しているものの、関係者の証言では、白山会の前身団体が障害者団体の実態がないという報告を受けていたにもかかわらず、「政治案件」であるという理由で証明書の発行を指示。発行後は部下に対して、「この件はもう忘れるように」と述べていたと当の部下が証言していることが、読売などで報じられている。
 この証明書の発行により、20億円近い郵送料を免れるという巨額詐欺が発生する原因となった。一部の新聞では、政官業の癒着構造のうち、「政・官」の間の関係なども分析されている。当時、キャリア課長だったこの女性が、障害者自立支援法案の成立に向けて省内における責任者であったこと、そのため国会議員の口利きをむげには断れない心理状況にあったという「背景」についてである。
 この法案は小泉郵政選挙で自民が大勝した後の2005年10月、自民・公明の賛成多数で成立したが、民主などの野党は反対した。口利きしたとされる張本人の現民主副代表の石井一参議院議員は、05年の郵政選挙では次点に泣き、兵庫1区で落選。だがそれまでは衆院議員の重鎮として、官界で“威光”を放つ存在にほかならなかった。
 話題は変わるが、本日の日経紙面によると、19日に行われる予定の西松建設前社長の初公判では起訴内容を認めて即日結審する見込み。「判決は7月にも言い渡される見通し」と報じた。

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カテゴリー:コラム, 石井一
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