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“ペテン師”矢野絢也を追及する弁護士

2009年6月5日

 90年に栃木県足利市で発生した女児の誘拐・殺害事件で、実行犯として無期懲役が確定していた男性が17年ぶりに釈放され、今日付の全国紙の1面トップを飾っている。読売などによれば、控訴審から弁護人をつとめてきた佐藤博史弁護士(60)は昨日午前10時ごろ、釈放予定の知らせを受けたという。
 同弁護士は、元政治家・矢野絢也関連の裁判では、矢野側を追及する側の代理人の中心者をつとめている。矢野絢也への反対尋問を担当してきたのも同弁護士で、講談社「現代」裁判における矢野本人の≪偽証≫を法廷で追及し、具体的に明らかにしたのも同弁護士だ。法廷では歯切れのいい熱血漢タイプの言動が印象的で、正義感が旺盛に見える。
 一方、矢野側についている代理人の中心者は、弘中惇一郎弁護士で、昨年ロスで死去した三浦和義元被告の銃撃事件の無罪判決(確定)を勝ち取った弁護士として知られる。
 私見だが、今回のDNA鑑定によって判明した冤罪事件は、高度な科学的物証によるもので、検察・弁護側双方とも「一致せず」の結果を得たのだから、明確な冤罪事件なのだろう。元受刑囚の男性が、「人生を返して」「検察・警察は謝ってほしい」と記者会見で語ったのも当然の言葉に思える。
 一方の三浦元被告の無罪判決は、シロとはいえないが、検察がつくった見立ては信用できないといった趣旨の判決であり、極めてグレーの範疇のなかでの「無罪」判決にすぎなかった。元被告は空気のように嘘をつく典型的なサイコパス型の人間であったことが明白であり、その意味では同じ「無罪事件」といっても、両事件の意味合いはまったく異なっている。
 矢野絢也は上記の報道をどのように見たのだろうか。教団側を自ら訴えた裁判、あるいは新潮社とともに一緒に訴えられた裁判で再び証言台に立つ日はそう遠くないと思われる。そのとき追及するのは、これまでと同じなら上記の佐藤弁護士になるはずだ。

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也
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