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姫井由美子と矢野絢也のよく似た体質

2009年5月18日

 民主党の姫井由美子参議院議員について告発した『毒姫 姫井由美子の犯罪と正体』(マガジン・マガジン)を読んだ。単なる暴露本と思っていたが(実際にそうなのだが)、“元婚約者”が自ら記述した書籍だけに、2人の関係の細部が宿っており、姫井という「公人」の正体があからさまにされている。以前、「週刊文春」にかつての情事後の寝顔写真まで提供したこの男性について、そこまでするのかという気持ちをもったことを覚えているが、当人からすれば、なぜそこまでしなければならなかったのかの理由が理解できる本だ。
 一言でいうと、そこに描かれているのは姫井由美子という人間のサイコパス的な言動そのものであり、具体的には乱交的な性関係、良心の呵責の欠如、自己中心性、ウソつきなどのあからさまな言動についてである。著者は性格的にはきまじめなタイプのようで、だからこそこのような書物を出す気になったのだろう。
 著者によれば、最初に言い寄ってきたのは姫井議員のほうであり、肉体関係を結んでからも、「結婚しよう」とか「あなたの子がほしい」などと言ってきたという。それでいて、自分が夫と子持ちの主婦であることは一切伝えていなかったという。その上で、自分が県会議員から国会議員に転身すると、男性を平気で袖にした。本書の記述をそのまま信じれば、男性が怒るのも無理のない話に思える。
 ここに書かれていることの多くは事実と思えるが、著者が書いているとおり、政治家にとって、「モラル」「倫理感」はもっとも重要な資質であろう。それがこの女性には決定的に欠けていた。そのことは、同人を候補者にし、抱え続けた民主党にも同じことが言える。
 私は女性国会議員の醜聞をあからさまにつづったこの書籍を読んで、逆にある男性の元政治家のことが頭から離れなかった。上記の乱交的な性関係の部分を除いて、いずれもことごとく似通っている元委員長のことである。
 自分がさも「正論をはく正義の人間」のように演じてみせる一方、その内面的本質は、この女性議員と同じく極めて自己本位で、自分の立場を守るために平然と虚構・虚言を繰り返す人格。男と女の違いはありながら、世の中にはよく似た傾向をもつ人間がいるものだとあらためて感じ入る本だった。

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カテゴリー:コラム, 矢野絢也, 民主党
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