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矢野絢也の「偽証」がまたも明らかに  母校の同窓会基金「詐取」問題で

2009年3月13日

 金銭スキャンダルで党委員長の座を追われた元政治家の「矢野絢也」が、月刊誌「財界にっぽん」で同人が母校の同窓会基金200万円を詐取したと指摘されて名誉棄損で訴えていた裁判で11日、東京地裁で証人調べが行われた。
 矢野は公明党書記長時代の1974(昭和49)年、母校の大阪府立山本高校の同窓会会長に就任。その後同窓会組織が財団化されると理事長に就任し、2000年まで務めた。問題と指摘されたのは77(昭和52)年に同校がテニスコートの補修工事を行った際、矢野は公明党の府議会議員に大阪府の予算で補修するように依頼する一方、同窓会から矢野のファミリー企業に保証小切手で工事代金として200万円を送金させ、詐取した疑いである。
 この日の午前中には、矢野から行政サイドと折衝するように依頼された影山繁夫・元府議が出廷し、疑惑の内容について詳細に証言した。午後は、矢野の元秘書で、当時、矢野のファミリー企業グループに送り込まれて、調和産業という会社の代表取締役をつとめていた男性らが証言した。この会社が同窓会から小切手を受け取り、200万円を換金したわけだが、同社は建設会社でなく、健康食品を売る会社だった。男性は、矢野に世話になった感謝の気持ちは失っていないとしながらも、「真実を述べるために法廷に来た」と述べ、200万円の小切手を東海銀行新大阪駅前支店で換金したあと、すぐにその場で矢野後援会の事務長に手渡したことをはっきりと証言した。
 さらに当時の調和産業が、矢野の私設秘書の給料一人分を肩代わりしていた事実などを証言。矢野がこれらの内容を否定していることを法廷で知らされると、「矢野書記長が否定しているんですか」と驚きの声をあげる一幕もあった。男性はこのまま証言台に立たなければ、自分が200万円をネコババしたことになりかねないとの心情を吐露し、矢野に依頼されて同窓会基金の200万円を迂回させるための役割を果たした事実を証言した。
 この日、矢野絢也は自身の尋問は予定されていないにもかかわらず、原告席に腰を落ち着け、午前中の影山証人の尋問では威圧するかのように証人席を睨み付けていた。もともとこの裁判は、矢野にとって「墓穴裁判」になるのではと見られていたが、まさにそのような展開になりつつある。

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