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「デマ新潮」の責任者「早川清」は辞めるしかない

2009年2月23日

 「週刊新潮」が4週にわたって続けてきた朝日新聞阪神支局襲撃事件・実行犯を名乗る右翼関係者の連載手記が終わり、その間に信憑性が薄いと判断してきた新聞各社や他誌の“本格反撃”が始まった。本日付の東京新聞が「こちら特報部」の欄でこの問題を特集しているほか、当事者である朝日新聞が本日付で紙面の1ページを丸々使った検証記事を掲載し、新潮連載について「創作としか思えない話が延々と続く内容は、読者をいたずらに混乱させるだけ」「週刊新潮は確かな裏づけ結果を記事中に示さなかった」と厳しく批判した。
 さらに朝日新聞が収監中だった同手記の著者に取材した際の内容と、今回の新潮手記の内容が多くの点で「変遷」していることも具体的に指摘。兵庫県警の警備部幹部による「記事には犯人しか知りえない『秘密の暴露』がなく、事実に基づく証言とは考えていない」とのコメントも付されている。
 「週刊新潮」の編集長・早川清氏は2001年8月、松田宏の後を受けて、「新潮45」編集長から異動した人物で、「45」時代は、一橋文哉というペンネームの元毎日新聞記者によるノンフィクションなども手がけた。一橋の著作として、今回とテーマの重なる『「赤報隊」の正体』と題する単行本も新潮社から発刊されているが、本日付の朝日検証記事では、それらとも今回の新潮連載は内容が異なっているため、「今回の週刊新潮の記事との整合性のなさを、新潮社はどう説明するのか」と批判している。
 早川氏は編集長に就任して約7年半の間に手がけた記事で、判明分だけでも31件もの名誉棄損裁判で敗訴しており、賠償命令総額は8000万円にものぼっている。その多くが真実性・相当性の欠落によるもので、そのため、同誌はこれまでも「デマ雑誌」の汚名を浴びてきた。もともと売れるなら何をしてもいいという体質が同誌には根付いているとされ、“コメント創作”なども日常的に平然と行われていると指摘されてきた。編集の責任者である早川清氏は、できるだけ早い時期に堂々と記者会見を行い、世間を混乱させた≪社会的責任≫を読者に詫びるべきであろう。それすらできなければ、あの“酔っ払い大臣”以下と言われても仕方がない。
 早川氏にはもはや、「辞任」という言葉しか残っていないようにさえ思える。「新潮ジャーナリズム」という名の“捏造ジャーナリズム”は、もはや終わりを告げたようだ。

 【アサヒコム】 http://www.asahi.com/national/update/0222/OSK200902220043.html
 【東京ウェブ】 http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2009022302000054.html

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カテゴリー:コラム, 新潮社
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