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民主「石井一」が献金を受け取っていた「マルチ企業」の実態

2009年2月20日

 国会の予算委員会審議にもかかわらず、予算とはまったく関係ない質問を重ねることで新聞記事(昨日付、日経夕刊)にもなっている民主党副代表の「石井一」は2003年秋、マルチ商法企業を支援するための政治団体「流通ビジネス推進政治連盟」(NPU)の設立にかかわり、その名誉会長に就任した。その後、NPUが母体となって、国会議員でつくる議員連盟も発足。事務局長に前田雄吉が就任、会長に山岡賢次が就いて、精力的に活動していたことで知られる。彼ら民主党議員は、業界や企業から総額4000万円の献金を受け取っていた。前田などは、「いいマルチは擁護しなければならない」などと声高に主張していたが、そのNPUの参加企業で中心的役割をはたしていたキャッツドットコム(港区・守屋祐生子社長)の実態がいろいろと報道されている。
 17日付の「紙の爆弾」(インターネット版)によると、先日会長らが逮捕された健康寝具販売会社エル・アンド・ジー(L&G)の関係者が上記キャッツ社と密接な結びつきをもっており、現在、キャッツ社の社員も警察の取り調べを受けているという。もともとマルチ商法の世界は、そのうまみを一度味わうとなかなか足を洗うことができず、会社を移っては同じことを繰り返す傾向が強い。業界内に“かつての仲間”が散在する形となり、困ったときにはそれらの人間関係を頼るというわけだ。
 実はキャッツドットコム社長の夫である守屋直幸氏は関連会社のアウレオ(千葉県君津市)代表をつとめており、この夫婦はいずれも、90年に逮捕・摘発されたマルチ企業・ダンディライオンの役員だったことで知られる。守屋直幸氏は当時、藤井姓を名乗っており、代表取締役をつとめていた。
 富山新聞(92年6月12日付)などによると、同社は、北陸での健康機器販売で300人以上に被害をあたえていた。富山、福井県の販売担当者が公民館などに20歳前後の若者を集め、「商品を買って会員になれば、月に100万も200万ももうけられる。外車にも乗れるし、海外旅行もできる」などと勧誘し、原価5万円のアルカリイオン精製機器を16万円で売らせていた。悪徳マルチの典型といえる手法で、なかには19歳の少年で16万円の金がなく、サラ金から借金したケースもあったという。
 そんな悪質マルチを展開して同社が摘発されたのは、直幸氏が42歳、祐生子氏が38歳のとき。2人はその後結婚し、新たなマルチ商法企業、キャッツドットコムとアウレオを立ち上げ、現在は20〜30億円の売上に成長させた。そうした現状を知ってか、かつての仲間であるL&G関係者が守屋氏のもとを頼っているということらしい。それでも裁判ざたなどの「内紛」の絶えない会社のようである。
 民主党の前田雄吉などは、こうした夫婦の過去の経歴などまったく知らなかったようで、手放しで「いいマルチ」と持ち上げ、同社の“提灯持ち”をつとめていた。松下政経塾出身者としてはお粗末な限りで、このような思考能力の欠けた人間は二度と政界に復帰すべきではない。
 実態は、こうした企業がNPUの中核であり、そのNPUを母体に民主党中心の議員連盟が結成され、多額の献金を受け取っていた。立ち上げたのは上記の「石井一」であり、活動を推進したのは、前田、山岡である。彼らが受け取った献金には、マルチ商法で騙された被害者のなけなしの金が含まれている。被害者を踏みつけにして活動してきた政治家、と批判されても仕方のない現状にある。

 【デジタル紙の爆弾】 http://kamibaku.com/modules/weblog/
 【キャッツドットコムの「内紛」の実例】 http://kanz.jp/hanrei/data/html/200809/20081021092200.html

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カテゴリー:コラム, 石井一
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