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矢野絢也の素顔  8  母校の金もちょろまかした?

2009年2月13日

 1月末に一審判決が言い渡された故山崎正友の提訴した名誉棄損訴訟は「墓穴裁判」の典型であった。自分のなした過去のさまざまな悪事を書籍などで指摘され、思わずそれらをすべて虚偽として訴えたまではよかったが、判決ではそのすべてに「真実性」を認定されてしまった。書籍だけでなく、司法によってその記述内容の正しさに“お墨付き”が加わったわけである。一審判決では、山崎が大分の女性以外に、寺院の住職夫人(その後山崎と再婚)と同時期に不倫を重ねていた事実も認定された。さらに教団攻撃のビラを政党に買わせ、2億円近い裏金を懐に入れていた事実も認定された。
 もともと山崎の師匠である日蓮正宗前法主・阿部日顕も同じような行動を重ねてきたことで知られる。阿部は若いころ、米国シアトルで売春婦を買い、トラブルになった事件を指摘され、それらを虚偽として訴えたまではよかったが、裁判では客観的な証拠に基づいて「真実」と認定され、赤っ恥をかいた。宗教団体のトップが、米国での宗教行事に参加した夜、坊主頭でこっそりホテルを抜け出していたのである。阿部は「ホテルから一歩も出ていない」などとシラを切ったが、法廷ではその主張は通らなかった。その意味では、上記の二人はまったく同じ行動をたどったことになる。
 ペテン師の山崎正友と同様に、金に汚いことで定評のある「矢野絢也」も似たような裁判を現在、東京地裁に提起中である。同人が指摘された事実は、矢野がかつて党書記長だった時代に、母校の大阪府立山本高校のテニスコートを大阪府の予算で補修させ、同窓会の会計から200万円を支払ったことにして、その金を懐に入れたという疑惑である。当時矢野は同窓会の理事長をつとめていたという。昭和52年ころの話だ。
 この指摘に対し、矢野は2006年12月、雑誌の発行元と筆者を相手に1100万円の損害賠償を求める裁判を起こした。被告側は自信満々の様子ですでに多くの立証を重ねている。この裁判が仮に上記のような「墓穴裁判」の結果となれば、矢野の信用はさらに失墜することになる。
 「週刊現代」訴訟の“完全敗訴”につづき、敗訴を繰り返すことになるからだ。これでは、ウソばかりついて最後は死後にも「悪事」を断罪され続けた、あの男の生き方とも“瓜二つ”に見えてくる。

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