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真偽不明とされる「週刊新潮」の手記連載

2009年2月8日

 「週刊新潮」が先週号(2月5日号)から掲載を始めた朝日新聞阪神支局襲撃事件について実行犯となのる男性(65)が手記連載を行っている問題で、今日付の産経新聞が紙面で大きく取り上げ、「週刊新潮」と朝日新聞間の紙面上のやりとりや今週号の「週刊文春」が手記の検証記事を掲載した内容などを取り上げている。
 産経記事によると、朝日新聞大阪本社は「週刊新潮の連載が終了した段階で内容を検証し、本紙で明らかにします」と述べており、手記連載が終了したあと、内容の真偽をめぐる本格論争が始まりそうだ。この手記をめぐって朝日新聞は一貫して、「客観的事実と明らかに異なる点が多数ある」として、あたかも“狂言手記”であるかのようなスタンスをとっている。さらに捜査当局も時効になっている事案とはいえ、冷ややかな反応を示しているようだ。
 「週刊新潮」は過去にも証言者の≪虚言≫を鵜呑みにした“狂言手記”を掲載し、痛い目に遭った過去がある。日蓮正宗という教団のトップがスキャンダラスな事件を暴露され窮地に陥っていたため、その構成員らが対立教団に報復する意図で仕掛けた典型的なデマ事件で、証言者に根も葉もないウソを語らせ、同誌が裏づけもとらずに飛びついて“大誤報”を打ったことがあるからだ。そのため将来の編集長就任が有望視されていた記事担当者は「捏造記者」の汚名をこうむり、編集部内で仕事を続けることが事実上困難になったのか、昨年3月、同誌編集部を退職している。

 【産経ニュース】 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090207/crm0902072340025-n1.htm

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