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サイコパスの余罪

2009年1月16日

 ネット上では昨日午前、新聞では昨日夕刊に掲載された内容だが、ロス市警は14日、三浦和義元社長(昨年10月死去)のかつての交際相手だった白石千鶴子さん変死事件について、同社長が容疑者だったと正式発表した。
 白石さんは79(昭和54)年、ロサンゼルスで変死体で発見されたが、元社長はこの女性の行方について「北海道で幸せに暮らしている」などの虚偽内容を女性の親族に話しており、女性の銀行口座から数百万円を引きおろして使っていた。さらに白石さんがロス訪問時、同じロスに元社長が滞在していたことが記録上明らかになっている。
 これらの事実は過去に「週刊文春」などが詳細に報じており、元社長は文藝春秋社を名誉棄損で訴えていたが、真実相当性が認められ、この部分は棄却されている。捜査当局は日米両国ともにこの事件を立件していなかった。
 時事通信によると、昨日のロス市警の発表のあと、元主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は、「目新しい証拠は一切ない。20数年前に日本の週刊誌が報じたレベルで容疑者と断定しており、驚きを禁じえない」とコメントしたというが、苦しい弁明にしか聞こえない。
 仮にこの事件が日本で起きていれば、間違いなく立件されていたと思われるうえ、元社長は放火や婦女暴行をはじめ殺人以外のほとんどあらゆる犯罪を繰り返して10代後半から20代半ばにかけて少年刑務所などに服役しており、日本の警察の優秀さを肌身で実感していたとされる。白石さんはそれまで、海外に出かけたことは一度もなかったという。
 元社長は、妻殺害を第三者に依頼して未遂に終わった「殴打事件」で懲役6年の実刑を受けたほか、同じ妻が何者かに銃殺された事件では証拠不十分で無罪となっている。これらの両事件はいずれも一体としてつながっているとしか思えないもので、犯行現場はすべてロサンゼルスだった。
 「サイコパス」と診断される類型の者たちは、自分の犯罪を認めることはほとんどなく、いつもウソを並べて言い逃れようとするほか、犯罪証拠を巧みに隠してしまう行動などで共通している。

 【読売オンライン】 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090115-OYT1T00281.htm
 【時事ドットコム1】 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2009011500356
 【時事ドットコム2】 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2009011500445

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カテゴリー:コラム, サイコパス
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