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佐藤優氏が月刊「潮」に論評記事

2008年12月8日

 5日に発売された「潮」(1月号)に、起訴休職外務事務官の佐藤優氏が論考を寄せている。1968(昭和43)年に池田名誉会長が行った日中国交正常化提言から40周年の年を終えるにあたり、そのときの講演記録を分析している。そのなかで、「池田氏の外交戦略は、体制の違う国家との付き合い方の手本」と結論づけ、それは対ソ連との外交でも全く同じで、今後はイスラム世界との関係においても波及していくとの見込みが示唆されている。
 佐藤氏は外務省職員の立場から、共産主義国家などの体制の異なる国家との外交戦略はまず「相互理解」が一つの原理原則であるとし、創価学会は、この原則を崩すことなく、相手の立場を尊重し、かつまた相手に利益を与え、さらに自分たちも利益を得てきた。つまり、お互いに付き合ってよかったと思うような形に組み立ててきたことについて率直に評価している。さらに巨大集団であるゆえに、カネで何かを買っていると見られがちだが、その見方は間違いであり、「創価学会の人々と付き合ってわかるのは、彼らはお金で動く人々ではない」と指摘している。
 さらに文化人の立場からの池田名誉会長の民間外交を評価した上で、「この行動は、創価学会員の遺産であると同時に、日本全体にとっても誇るべき遺産である」と述べ、「有識者は創価学会に関して意地の悪い見方をせず、もう少し勇気を出して、等身大で創価学会を見ていく必要があると思う」と、いつもながらの率直な意見表明で結ばれている。
 創価学会を政治的な次元でとらえる論評は世にあふれているが、そうした偏狭な視点のみからだけでは見落とされがちな、社会的貢献の側面にもっと目を向けるように促す「正視眼」の意見と読んだ。「勇気がない」からそこに踏み込めないとの指摘は、現状を見る限り、小生も深く同意できる。

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カテゴリー:コラム
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