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サイコパスの犯罪

2008年11月18日

 今日発売された『新潮45』に、「ロス疑惑」で娘を殺された母親・佐々木康子さんの手記が掲載されている。三浦和義と結婚しロスで銃撃されて死亡した3人目の妻、佐々木一美さんの母親である。娘が三浦と結婚して以降、佐々木家がどのような悲惨な状況におかれてきたかをせつせつと綴っている。
 一般的にサイコパスは自殺することはない、と小生自身も認識してきたが、佐々木さんの予測では、三浦はパフォーマンスで自殺の真似をしようとしたが誤って死んでしまったのではないかと語っている。小生にもそれがいちばんありえそうな予測に思える。同人の断末魔の様子は、隣の独房にいた囚人の聞き取りによって紹介されている。取材・構成したのは、ロス在住のジャーナリスト北岡和義氏とともにこの問題をかつて取材した加藤祐二というジャーナリストだ。
 手記では、三浦と一美さんの間にできた娘の名前をつけるときのエピソードなども記されるが、サイコパスは自分の家族に愛情をもたないという法則を裏付けるかのような体験談が紹介されている。康子さんは三浦に振り回されつづけた半生について、「私たちは、まさにモンスターを相手にしていたのですよ」と書いている。まさにこの実感こそ、ひとがサイコパスを相手にしたときの心情と受け取れる。
 三浦和義の女狂いは、「異常」という域をはるかに超えていた。妻の一美さんの双子の妹に「ラブホテルに行こう」などと平気で誘っていたし、一美さんがロスの病院から神奈川の病院に搬送され入院しているときも、多数の女性と奔放な関係を続けた上、同じ病院に入院していた女性患者に対してもワイセツ行為を働いていた。しかもそのことを指摘されるや、躍起になって否定するといった具合である。
 これらの言動は、まさにサイコパスの行動そのものといってよい。
 上記の手記では、二人の子どもがすでに27歳に成長したこと、さらに佐々木家をようやく受け入れてくれたこと、加えて「父はほんとうに母を殺したのですか」と尋ねてきた事実などが明かされている。
 三浦和義というサイコパスが、多くの虚偽報道で報道被害を受けてきたことは事実であろうが、それでも犯罪者は犯罪者であり、冤罪者ではありえない。この≪ 差異≫を峻別することなく、凶悪犯罪者をもちあげてきたジャーナリスト、社会運動家、一部の雑誌メディアの罪ははなはだ大きいと当方は考える。なぜなら殺人も、戦争も、人命を損なうという点では同じ行為にほかならない。その意味で、殺人(未遂)犯を肯定し、持ち上げることに加担してきた人々の行動は、戦争そのものを肯定する行為に等しいとさえいえる。そんな運動に「正義」があるとは、到底思えない。

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カテゴリー:コラム, サイコパス
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