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「基本的」な事実すら把握していない“オソマツな右翼”「瀬戸某」

2008年9月25日

 「事実」の検証もなく、自分に都合のいい結論を導くために適当な材料だけをかき集めて主張する「自称右翼」が、また「妄想」を膨らませているようだ。いちいち相手にするのも“非生産的”な作業に思えるが、デマも100回繰り返せばナチスの台頭と同じことになるので指摘しておきたい。瀬戸某は東村山市議の転落死事件について、次の点がおかしいと主張する。http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/

  ①現場で救急車が20分間以上に渡って止まったままで病院に搬送しなかった。まるで死亡するのを待っているかのような対応だった。この点に関してはたまたま搬送が遅れてしまったのか。それとも意図的に遅れが出るように警察が指示したかについては、後日改めて検証を行ないます。

 結論を記すが、検証しても何も出てこないだろう。そもそもこの時点で、朝木の顔を知る警察官は署内にいなかった。しかも一度見たことのある警察官が駆けつけたときには、すでに救急車は出発していた。つまり、少なくとも「落下現場」では、この女性が朝木明代であるかどうかは“確定”されていない。なぜならこの女性は、身元を示すような免許証や保険証など、何も身につけていなかったからだ。
 そんな状態で、警察がわざわざ管轄の違う消防庁に対し、意図的な指示などできるはずもない。もし仮に、瀬戸のいうとおりだと仮定したみたとしても、本人の特定がなされていない段階で、逆にその女性が朝木でなかったとしたら、それは大問題に発展しかねない(相手が朝木であっても大問題だ)。少なくとも、霞ヶ関(警察庁)の責任問題に直結する。役人の行動心理から考えてもこういうことがありえないことは、だれもが容易に判断できることだ。
 救急患者をさまざまな理由をつけて受け入れない病院があることは、世間の常識的な事柄だ。ベッドが満床の場合、動ける救急医が不足している場合、「たらい回し」にされることはしばしば指摘されている。この事件の場合は、朝木明代が足から落下したためか、足の骨折がひどく、骨が飛び出すような大きな損傷であり、その部分からの出血がひどかったので、まずその処置を優先しなければ搬送が難しい状態であったこと、さらに現場が狭い場所でストレッチャーを搬入するのに時間的に手間取ったことなどが指摘されている。そうして、救急隊は必死に搬送先の病院を確保しつつ、その間、できうる限りの処置を行い、防衛医大病院に搬送した。これが「事実」だ。
 そもそも、朝木明代の死亡原因は、救急隊の問題というより、発見が遅れたことのほうがずっと大きい。交通事故ならすぐに手配されるような問題も、転落して発見されるまでに30分も放置されているからだ。交通事故などによる重症患者の場合、最初の30分の処置が生死を左右するといわれる。疑問に思うなら、救急医に聞いてみるとよい。その30分を、朝木は無駄にしている。そのことが、決定的な「死因」につながっていると思われる。仮に、すぐに発見されて、ドクターヘリででも運んでもらえれば(実際は無理だが)、朝木はいまも生きていたはずだ。しかし、そうはならなかった。
 瀬戸は、結局は、アヤシイ、アヤシイと「妄想」だけを膨らませ、ざれ言を垂れ流してるにすぎない。そうして、落下現場では本人特定すらされていなかったという、この事件の基本的な「前提事実」すら把握していない。それでいて≪空虚な主張≫ばかりを繰り返している。
 この問題に足を突っ込んでいるにもかかわらず、基本的な「前提事実」すら認識していないのだ。瀬戸の主張というのは、ほとんどがこんな調子だから、信用性はまったく低い。まして「自殺・他殺」の問題の結論を裏づける≪直接的証拠≫とも、ほど遠い問題にすぎない。当方にとっては議論するだけ時間の無駄に思えるが、“ご指名”だったので相手した次第だ。

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