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「三浦和義・山崎正友・矢野穂積」の共通点

2008年9月24日

 この脈絡のない3人には明らかな共通点がある。一つは平気でウソがつける人間であるという事実だ。そこには何らの≪良心的呵責≫も感じられない。自分を守るために平気でウソをつく。その結果どうなるかというと、主張や言い分が重要な部分で≪変遷≫するといったことが往々にして起きる。試しに、欧米の犯罪心理学の専門家に、「サイコパス・チェックリスト」を使って3人をそれぞれ診断してもらったら、興味深い結果が出るに違いない。
 このチェックリストの診断項目は全部で20ある。それぞれを0~2点で採点し、40点満点のうち、北米では30点以上の場合、サイコパス(=良心の呵責をもたない異常人格者)と認定され、通常の犯罪者とは異なる見方をされる。欧州の場合はそれが25点程度となる。つまり、基準値(カットオフと呼ばれる)は国によって変わってくる。犯罪率の高い国では基準値が高くなるし、低い国では低くなる。つまり、日本の基準値は25点をやや下回る数値になると思われる。小生が試算しただけでも、上記の3人はまず間違いなく20点台を下回ることはない。なかには30点を超え、満点に近い人物も出てくるだろうと予想している。
 サイコパスには、直接的暴力(殺人など)に訴える「粗暴なサイコパス」のほかに、自らは手を下さず狡猾に欲しいものを手に入れる「ホワイトカラー・サイコパス」と呼ばれる類型、あるいはその両方を兼ね備えたタイプなど、さまざまだ。北米では100人に3~4人程度の割合で存在するといわれる。日本でも似たようなものかもしれない。
 サイコパスは、「人格障害」の概念とはまったく別のとらえ方だ。結論からいうと、サイコパスは人格障害者(多くは反社会性人格障害)の一部にすっぽりと含まれるものの、そのカテゴリーを逸脱することはない。つまり、人格障害概念は、より漠然としたとらえ方にすぎないからだ。
 ちなみに、上記のチェックリストを使ってノーマルな人間を診断すると、せいぜい4点とか5点といったところ。サイコパス・チェックリストの20項目は何度かこのコラムでも紹介してきたが、以下に再掲しておく。欧米の矯正施設などでは普通に使われているツールとして知られる。

▼①口達者・表面的魅力②自己中心性・自己価値に対する誇大的な感覚③刺激を求める・退屈しやすい④病的にうそをついて人をだますこと⑤狡猾さ・操作的⑥良心の呵責あるいは罪悪感の欠如⑦浅い情緒⑧冷酷さ・共感性の欠如⑨寄生的な行動様式⑩脆弱な行動統制力⑪乱交的な性関係⑫幼少期からの行動上の問題点⑬現実的で長期的な目標の欠如⑭衝撃性⑮無責任さ⑯自分の行動に対する責任を受け入れることができない⑰短期の結婚生活の繰り返し⑱青少年時代の非行⑲仮釈放の取り消し⑳多種類の犯罪行為――。

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